2009/10/21

またもや何年振りかで、健康診断に行く。
増上寺近くのクリニック。
増上寺の方に行くのも何年振りか?
終わったら、三田界隈を奥さんと散歩しようと思っていたけれども、朝食を食べたきりで、三時過ぎまでいたので、終わったら、空腹で、それどころではなくなってしまった。
慣れないカーナビを頼りに、自宅へと向う。
飯田橋に出て、いつもの蕎麦屋に行こうと思ったけれども、車なので呑むわけにもいかず、ならばと、自宅の方に走らせた結果が、新木場の倉庫街にある立ち食い蕎麦屋
べつに、美味い立ち食いでもないのに、なぜか、車を走らせている途中から、
「あそこだ!」
と、決めているんだから、どうかしていたのだろう。
動揺していたということだ。
ところで、これは、ボクの昔からの持論なのだけれども、「蕎麦屋」の蕎麦と「立ち食い蕎麦屋」の蕎麦とは、名前は一緒でも、全く違うものであって、「蕎麦屋」の蕎麦と、「立ち食い蕎麦屋」の蕎麦とを比較する愚は、ない。
たとえば、方南町の地下鉄の出口にある「立ち食い蕎麦屋」の蕎麦は美味いが、新宿の伊勢丹の裏にある、「立ち食い蕎麦屋」の蕎麦は、確実にまずい。
それは、歩いて20分ほどのところにある「そじ坊」の蕎麦は、近くに蕎麦屋がないからといって、入る気がしないのと、方南町の「仲座和」の蕎麦を、車をけってでも食べに行きたいのとの違いに至極近い。
なぜだろう。
飯田橋の「尾張屋」は、無愛想な二代目がいて、いつもあいつがいるかどうかを外から見て、
「ああ、またいやがった!」
と、思ったところで、入ってしまい、小声で、
「カレーそば」
などと言っている。
「ご飯付きますが、付けます?」
「何度も食べてるんだからさ。判るだろ」
「いえ」
「何、いえって」
「わからないですよ、そんなこと!」
と、むくれて行ってしまうから、
「おい! 聞いてんのか!」
と喧嘩腰だ。
「もう通ってます!」
「通ってるなら、判ってるってことだろ!」
こんなことばかりやっていながら、ここには入ってしまうのは、やはり、蕎麦の好みが合うということだ。
一方、「翁庵」は、好きな蕎麦屋だけれども、蕎麦は滅多に食べない。
食べても、もりぐらいだ。
いや、もりが食べればそれでいいのかも知れないが、「カレーそば」や「たぬきそば」が食べたいときもあるし、その方がボクの場合は多いかもしれない。
そう言うとき、「翁庵」は、少し、困る。
江戸前だからだ。
「仲座和」もそうだけれども、江戸前蕎麦屋の「かけそば」と言うのは、舌が痺れるほど、塩辛い。
これを親父は、出前で頼み、蕎麦を食べると、つゆに冷や飯を入れて、お茶漬けのようにして食べていたのだが、血圧が高くなってからは、避けるようになった。
ボクも、親父の真似をして食べてると、
「お前、そりゃあ、うめーんだけどよぅー。早死にするぞぅー」
と、涎でも垂らしそうな顔で、ボクと蕎麦の器を見比べていたっけ。
話が横道にそれてしまったけれども、今日、ボクは、とにかく、新木場のまずい「立ち食い蕎麦屋」で、かき揚げ蕎麦を食べたのだ。
それだけは確かだ。
帰宅して、後悔に苛まれる。
一生に一度の、今月今夕の食事を、ただ腹を満たすだけに終わらせてしまったことへの後悔だ。
付き合ってくれた奥さんにも、申し訳なく思う。
パスタがいいんだろうなぁーと、思っていたのにな!

色々と作業をしながら、テレビを見る。
竹中平蔵が出て来て、何だかんだと、民主党の悪口を言っている。
新聞でも、大特集だ。一ページ全面を割いている。
広告でもないのにだ!!
何を考えてるんだか、NHKと朝日は。
…まだ、ひと月だと言うのに。
大体、世の中、スポーツ選手以外を褒める事を知らない人が多すぎる。
そりゃあ、バカでも判りやすいからな、スポーツは。
勝ち負けがはっきりしてるし、ひとりひとりが価値判断をしなくてもいいわけだから、褒めやすいとも言えるな。
朝清龍なんかは、別だけどな。
この人には、ひとりひとりの価値判断が必要になってくるからな。
バカには、ワカラナイだろう。
しかし、認知症らしき都知事はオリンピック誘致失敗がなかったかのように、八ッ場ダムで、気勢をあげてるな。
自民は野党に成り下がった途端、自民らしさがなくなってしまい、過去の利権をどう守るかで必死になってて、かつての野党と同じように、与党批判ばかりしている。
55年も与党にいて、おおらかさと言うものを何一つ、身につけていない。
自己批判も、一切なし。
「全く、どうかしてるぜ!」
と、チックが、酷くなる。
久しぶりにライクーダーを聞くことにしよう。
とっておきのライブが、あるんだ。
それは、
「パラダイス&ランチ」。
いいぜぇー、このアルバムは!!