2009/09/22

あっと言う間に、連休も終わろうとしている。
Iさんからタイミングよく、大根を戴き、ようやく、秋刀魚、食べる。
美味い!!
本当に、この時期の、ここで食べる秋刀魚は、美味い!
思わず、ビールとなる。(最近、簡単に焼酎にいかなくなり、糖質ゼロの発泡酒だが、ま、一応ビールと言うことで)

三時を回ったので、大相撲観戦。
朝清龍、白鵬、共に勝つ。
どうやら優勝争いは、この二人になりそうだ。
琴欧洲琴光喜把瑠都も今場所はいいが、やはりこの二人になってしまうのだろう。

夕飯は、気仙沼に、焼肉、食べに行く。
初めての店で、ボクは、あまり食べてはいけないのだけれども、今日は、なぜか、いつもの倍は、食べた。
この店の肉が美味いからなのか?
そんなこともないだろうと思うが、そもそも、肉の美味さと言うものが、昔からよくわからない。
硬い、顎が疲れるほどの肉の方が食べた気がするのは、子供の頃の、肉のイメージから来ているに違いない。
「やわらかくジューシーな肉がいいなら、魚の肉を食ってりゃいいんだ」
などと思っていた。
別に、欠食児童だったわけではないが、ずっとそう思っていた。

歌っていた頃、知り合いの家に行ったとき、何と、100グラム1000円のすき焼肉を一キロ買ってきて、それをフライパンで焼いて、ウスターソースを掛けて食べさせてくれた。
こう言う食べ方は、東京では、特別珍しい食べ方ではなくて、親父も、何かあると最高のすき焼肉をかって来て、ドバドバソースで、食べていた。
韓国の焼肉に馴染みのなかったボクらは、これが焼肉と言うものだと思っていた。
丼一杯のキャベツの千切りをバリバリと食べる。
これだけは美味いと思ったが、そうそうありつけるものではなかった。
歌っていた頃は、本当に食えなかった。
だから、その日は、腹いっぱい食べてやろうと意気込んでいたが、連れから、
「あんまり食べちゃ駄目よ」
とか言われて、ほんの一口しか食べられなかった。
大学の講師をしていると言うこの家の主のことが、なんとも、憎らしく、あの時のことは、今でも忘れない。
シナリオ書きになって、少しは食えるようになって、ギャラが入ったときなど、この「焼肉」を食べようと思うのだが、肉屋の前に行くと、身が竦んでしまう。
あの日のことが思い出されたりして、
「くそっ」
と、思いながら、一万円札を出すのだが、やはり駄目だ。
「お客さん、何?」
とか聞かれて、
「そこのベーコン、五百グラム」
とか言って、後で後悔したものだ。
やはり、ボクには、100グラム1000円の牛肉よりも、100グラム100円前後の豚肉の方が、馴染みがいいのだろう。
だから、(韓国の)焼肉屋に行くと言うのも、何だか、身構えないと行けない。

帰って、テレビで、白州次郎を見る。
「ハゲタカ」の監督で、異様な世界観には、圧倒されるが、こけおどしばかりで、肝心の中身が、何やら良くわからない。
いやいや、そう言うことではなくて、ボクは、この白州と言う人が、以前から良くわからないのだ。ドラマのせいじゃない。
だから、研究することにする。